環境問題に里山保全が欠かせない。原発事故から2度目の田植えを迎える。周囲の山林から水田に入り込む水の汚染度を調べた。里山の自然の中で放射能がどのように入り込みどう稲に吸収されたかのメカニズムを解明して今後の対策に活かそうとしている。稲の汚染の原因は土壌にある。通常汚染されたお米ができる水田は砂が多い土壌でありセシウムが吸着しにくい。その分稲に吸収されると考えられてきたが、その後突然汚染が出た水田のほとんどが吸着しやすい粘土質であることが分かった。
セシウム濃度は原発事故直後より数カ月たった夏の方が3倍近く高かった。調査した水田のほとんどが山に近く落ち葉や雑草などが表面を多いやすい環境であり、原発直後に落ち葉や雑草に降り積もったセシウムが夏になって稲の成長とともに影響を与えたようだ。土の表面に落ちたセシウムの多くは粘土に執着され稲の根からは吸収されなかった。落ち葉や雑草などの有機物についたセシウムは水田の中で水に溶けだすことなく夏になるまでそのままの状態で残り、気温が上がり有機物の分解が急激に進みセシウムが大量に流れ出した頃、稲が根から養分を吸収する時期に一気に吸収されたのだ。
稲に関しては水の問題が指摘されて来たが、むしろ有機物の原因が大きく、分かれば対処のしようもある。水と有機物の関係、成長する時期の特定、土壌の成分など多方面からの原因の調査を続ける必要がある。
山の中には今もなお膨大な放射性物質がとどまっている。セシウムが付着した落ち葉や雑草動物の死骸などの有機物はミミズや微生物によって分解され地表部分に蓄積され続けている。こういった有機物は大雨が降った時が問題である。現在、用水から水田に入ってくる汚染水を浄化するために水田の脇に小さなため池を作り、そこにもみ殻を入れた袋を敷き詰め食い止める策を講じている。農家の方はあらゆる手を尽くしている。今後はこのもみ殻のセシウム濃度を測定し効果の程をみなければいけない。
里山の管理の必要性が一番重要な課題である。森林保全同様落ち葉や雑草の処理、木を管理して枝打ちをするなどの地道な仕事が大切になってくる。NHKクローズアップ現代2012.6.21
東京電力は事故調査報告書を出したが、地震ではなく想定外の津波が影響したと断言する。事故直後の対処は正しかったと述べた。福島の原発を作ったアメリカの技術者は今回の地震そのものに耐えられものではなかったことと、東京電力の初期対応のミスを指摘している。大飯原発トラブルの情報公開は広報の理解不足だったと釈明。今頃情報公開の理解不足の人がいることに驚いた。
余談、消費増税案でもめているが、反対している人は何をしたいのかはっきりとした具体的な政策を語らない。賛否より消費増税後の検証が大事。
おまけ、電力節約のため昨夏から話題になっている契約アンペアダウン。家庭内の電量検査、アンペアチェック、ブレーカーダウン時には電気が消えた理由を子どもたちに考えさせるなどと賢い国民ばかりである。家庭菜園、捨てるところのない料理方法、節電の工夫などなど恐るべし国民だ。
もうひとつおまけ、GDPに代わる幸福度が注目される中、先進国と途上国では考え方が大きく違っている。環境についても主張の開きが大きい。当たり前の話である。幸せは比べるもので決まる。The grass is on the other sidi of the fence.隣の芝生である。
日本一幸せなのは福井県、2.富山県3.石川県、東京都は38位、最下位は大阪府。法政大学大学院坂本研究室調査2011.11
世界中が刹那主義、刹那的に生きる人が多い。
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