2012年5月16日水曜日

黒田官兵衛 水五訓
黒田官兵衛改め黒田如水が水の循環を人の一生に置き換えたものを作る。
一.自ら活動して他を動かしむるは水なり
二.障害に相激しく勢力を百倍し得るは水なり
三.常に己の進路を求めて止まざるは水なり
四.自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
五.洋々として太陽を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり雪変じ霞と化し凝しては玲瓏たる鏡となり而かも其性を失わざるは水なり
意味
1.水は自ら流れを作り、その流れは他のものを押し流す力がある。自ら模範を示すことによって周囲を牽引する能力が発揮できるというもので、他者の原動力となれ。率先垂範。
2.水に障害があった時、水量が溜めることで勢いが増し、何百倍もの力が出せる。障害があっても、ただ過すのではなく力を蓄えて行き、蓄積された力を活動の源として発揮する。困難に直面しても自分の可能性を諦めてしまっては発展しない。
3.絶えず流れ、進むのが水である。自分の進路に志を持って絶えず求めていく。失敗を他者の責任にすることがないよう、自ら考えて知恵と努力で道を開いて行く。
4.水は清い存在であり、全てのものの汚れを洗い流し、清流も濁流も合わせて呑みこんで行く度量がある。様々な価値観を持つ人が一組織に集まっているが、考え方や価値観が違うだけで排除するのではなく、長所を見つけてそれを活かすことを考えて、一つにまとめていくことが大事である。
5.水は温度の変化や器の形によって自らの形を変えるが本性は一切変わらない。人は変化の対処に柔軟でなければならないが不変の摂理を見誤ってはいけない。
黒田官兵衛(黒田孝高、黒田如水1546‐1604)
織田信長が褒め称え、豊臣秀吉の側近、知恵袋といわれ頼りにし、徳川家康が恐れた、戦国時代から江戸時代前期にかけての最強の軍師。豊前国中津城主。キリシタン大名。
貴船神社
京都府京都市左京区鞍馬貴船町
加茂川の水源地にあたり、水は万物の命の源であり、大切な水を供給する水源の神様といわれている。平安の昔から日照りや長雨が続いた時等、祈念がこめられた。
本宮の社殿前の石垣から溢れ出る御神水は貴船山より湧き出している。一度も枯れたことがなく、弱アルカリ性の良質の水といわれている。「森と水と心と。京都洛北」のキャッチフレーズのように、水と生きている場所といえる。

貴船神社所在地図
貴船神社

2012年5月13日日曜日

エネルギーenergy

再生可能エネルギー
太陽熱・風力・バイオマス等地球の自然環境の中で繰り返し生起し、リサイクル可能か、または無尽蔵な供給が可能なエネルギーのこと。
枯渇性エネルギー
化石燃料(石油・石炭・天然ガス・メタン・ウランなど)の資源で一度燃焼すると再生不可能で資源量にも制約があるエネルギー。原子力発電も含まれる。
エネルギーの源 
発電分野では太陽光・風力・バイオマス・地熱・中小規模水力、熱利用分野では太陽・雪氷・バイオマス・温度差、他にバイオマス燃料製造等がある。
再生可能エネルギーの長所
半永久的な利用。温暖化ガスの排出量が少ない。放射性廃棄物を出さない。設備が比較敵単純な仕組みのため、修理等が安易で安価に維持できる。
再生可能エネルギーの短所
バイオエタノールは穀物果実の高騰。地熱発電は温泉の利用のため観光業との競合。海洋発電は漁業権の問題。環境基準による設置場所の制限。時間帯による出力変動や資源分布地域の偏在。風力はバードストライク、低周波音等の設置場所問題。
海洋エネルギーについて
波力や潮流、海流といった力学的なエネルギーや海洋温度差のような熱エネルギー等がある。海に接した距離が世界6位である日本では今、海洋発電に注目している。
イギリスでは開発環境が整い、小さな島では試験的に発電が行われ、島全体の電力を賄うことができるようになっている。日本企業も注目してイギリスの実験に参加し、開発に取り組んでいる。
日本では海洋エネルギー利用の実験実地地点は今までに約17カ所ある。しかし企業の海洋発電の開発は以前から日本でも研究が進められてきたが、漁業への影響等の問題があり、日本各地何十か所を回っても試験場が決まらず、なかなか進まない状態にあるという。原子力の問題で見直されて岩手県が試験先を申し出たが先が長い。何か問題が起こってから取り掛かるには、結果が出るまでに数年、数十年とかかる。あまりにも遅い。
将来に備えて取り組んでいる所に、国は積極的に協力してほしいものである。
エネルギーの課題
設備投資に費用がかかる。設置場所の制限や住民の反対。いずれのエネルギー開発にも問題は山積である。原子力稼働についても国民の反対意見は多いが、地元福井では稼働に向けて進めていきたいという意向が示された。しかし、国の見解を明確にしなければ先に進めない。それぞれの立場から安全、安心と経済、財政、供給は平行線を辿る。
an element元素  and  an atom原子    Water resolves into two elements.

元素elementは全ての物質を構成し、現在118個見つかっている。
118個目はUuo(118)ununoctiumウンウンオクチウム、超アクチノイド元素の一つで放射性元素
元素記号 元素の種類
原子番号 原子核を作る陽子の数
原子量   元素の原子の相対的質量を表す値。質量数12の炭素¹²Cを基準とする
water
化学式H₂Oで表される水素酸素の化合物である。水分子の酸素原子と水素原子は共有結合で結びついている。動植物体の70~90%を占める。全地表面積の約72%を覆う    
             O
         /   \
成分       104.45°    
H(1)hydrogen1.008非金属元素の一種 
物質中で最も軽く、他の元素と化合して宇宙で最も数が多い元素。燃焼させると酸素と化合して水を生じる。地球上では多くが水として存在していて近年はクリーンエネルギーとして注目されている。
O(8) oxygen16.00非金属元素の一種 
地殻の質量の約半分を占める。物の燃焼や生物の呼吸に関与し、大気中にある酸素のほとんどは緑色植物の光合成によってつくられている。地球で鉄の次に多く存在している。
水の種類
地球における継続的な水の循環は水循環と呼ばれている。
地球上には多くの水が存在しており、生物の生育や熱の循環に重要な役割を持っている。
水蒸気は最大の温室効果ガスでもある。その97%が海水で、淡水はわずか3%にすぎない。そのほとんどが氷河や氷山として存在している。
海洋97.2%・氷河2.15%・地下水浅0.31%・地下水深0.31%・塩湖水0.008%・土壌水0.005%大気0・001%・淡水湖0.009%・河川水0.0001%。
この中で淡水湖・河川水・地下水浅が人間に利用可能な水で、総量の1%未満である。飲料水として利用できるのはさらに少ない。(wikipedia)
世界の使用状況
世界の水の使用量は1995年、年間約35700億m³で、内訳は農業用水が約25030億m³/年で約70%を占め最大、工業用水が約7150億m³/年と推定されている。
水の使用量は1950年から1995年までで2.6倍になっているとされ、2025年には30億人以上が水の量と質の限界に直面するといわれている。
現在、人口は約70億人で特に途上国では人口増加が加速する中、2050年には約93億人と予想され、人口は増加傾向にあり水不足が懸念される。
mineral water  
カルシウム・マグネシウム等無機質塩類を比較的多量に含んだ飲料となる地下水・天然水。また人工的に無機塩類を添加した天然水。
水に含まれるカルシウム塩とマグネシウム塩の量の指数(硬度)が一定水準より少ないものを軟水、多いものと硬水という。日本では軟水が多く、欧州では硬水が多い。欧米では原料に炭酸が含まれているものがあり、ミネラルウォーターといえば炭酸水を指すことが多い。
成分
Na(11)natrium22.99アルカリ金属元素の一種
塩素と結びついた化合物。単体で水と反応させると水素を発生し発火したり爆発する。
海中には食塩として多量に存在。全ての生物に必須の元素。
Ca(20)calcium40.08アルカリ土類金属元素の一種
空気に触れると水酸化物及び炭酸塩に代わる。地殻の重要な構成成分。歯や骨の重要な成分。
Mg(12)magnesium24.31アルカリ土類金属元素の一種 
海水中にはナトリウムに次いで多量に存在する。酸に溶けやすく水素を発生させ塩類を作る。
高温では強い光を放って燃え酸化物となる。体温や血圧の調整の他300以上の働きを助ける。葉緑素にも含まれる。
K(19)kalium39.10アルカリ金属元素の一種 
水と反応し水素を発生させ水酸化カリウムとなる。体内のカリウムが汗で放出し不足すると脱力感や食欲不振に陥ることがある。肥料として重要。

2012年5月11日金曜日

「水」 慣用句・ことわざ・成句 60

頭から水を浴びたよう  思いがけなく恐ろしいことに出遭い、ぞっとするさま。
魚心あれば水心  相手が好意を持てばこちらもそれに応ずる用意があることをいう。
魚と水  互いに相手を欠くことのできない密接な間柄にのたとえ。
魚の釜中に遊ぶが如し  滅亡の近いことを知らないで呑気に暮らしていること。
魚の水に離れたよう  唯一の便りを失ってどうにもしようのないさま。
魚の水を得たるが如し  なくてはならぬものに巡り会えた様。活躍に相応しい時期を得て生き生きしている樣。
魚の目に水見えず  あまりに身近すぎてわが身に関する事はかえって気がつかないことをいう。 
魚は江潮に相忘る  魚が湖や川で水の存在を忘れてのびのびと暮らすように、大道を知る人は小さな仁義を忘れて悠々と生きることのたとえ。
魚は鯛  魚類中一番味の良いのは鯛であるように、その類で最も優れているもの。
魚氷に上がる  七十二候の一つで陰暦正月の第3候。春
魚を得て筌を忘る  目的を達するとその手段は不要になり、顧みられなくなるたとえ。恩知らず。
遠水は近火を救わず  遠方に水は近所の火事を消す役には立たない。転じて遠方のものは急場の役には立たない。 
渇すれども盗泉の水を飲まず  どんな困難に出合ってもいかがわしいものの助けは借りない意。不正なことには手を出さない。
蛙の面に水  どんなに仕打ちを受けても平気なこと。注意されても叱られても一向に動じないこと。
籠で水を汲む  いくら苦労しても一向に効果がないことのたとえ。
烏の行水   ろくに洗いもせず、さっさと入浴を済ますことのたとえ。
君子の交わりは淡きこと水の若し  君子の交際は水のように淡白であり、いつも変わることがない。
凹き所に水溜まる  くぼんだ所に水が溜まるように招かずしてあらわれる物事の結果をいう。低い地位や苦しい境遇にある者には種々の苦難が集まる。平生評判の悪い者は何かあるとすぐその仕業かと疑われる。
氷は水より出でて水よりも寒し  弟子が師にまさることのたとえ。
上手の手から水が漏れる  上手なものでも時には失敗することがある。
水火も辞せず 水に溺れ火に焼かれる程の苦痛や危険をもいとわず物事に尽力する。
水火を踏む  苦痛極まりない境涯に落ちること。また、危険を冒すこと。
水魚の思い  交情の極めて親密なことのたとえ(太平記)
水魚の交わり 親密で離れ難い友情や交際のたとえ(三国志)水魚の親、水魚の因み 
漱石枕流  負け惜しみの強いこと。石に漱(くちすす)ぎ流れに枕す。
畳の上の水練  理論や方法は知っていても実地の訓練をしてないために実際の役に立たないこと。
立て板に水  物事が滞らず滑らかにゆくさま。弁舌がすらすらとして淀みのないさま。 
知者は水を楽しむ   水が一カ所に停滞せずに流れて行くように、知者は臨機応変に事を処理する。 
血は水より濃い  血筋は争われず、他人よりも血縁の人との繋がりの方が強い。
年寄りの冷や水  老人に不似合いな危ういことをするさま。
寝耳に水  不意なことが起こって驚くことのたとえ。
背水の陣  一歩も引くことのできない絶体絶命の立場。失敗すれば再起できないことを覚悟して戦力を尽くして事に当たること。史記(准陰候伝)
火の中水の底  ひどい苦しみや困難な境遇のたとえ。
覆水盆に返らず  いったん離別した夫婦仲は元通りにならない。一度してしまったことは取り返しがつかないこと。
萍水相合う  浮草と水が出会う。流浪する者通しが偶然知り合うことのたとえ。 
水かけ論  双方が互いに理屈を言い張って果てしなく争うこと。水掛け合い。
水が合わない  その土地の風土、気風が自分に合わない。 
水が入る  相撲で勝負が決せず双方が疲れた時休ませ力水をつけさせること。
水清ければ魚棲まず  あまり清廉過ぎるとかえって人に親しまれないということ。清水に魚棲まず
水清ければ月宿る   心が清らかであれば神仏の加護があるということ。
水と油   互いに交り合わないもののたとえ。 
水濁れば即ち尾を掉うの魚無し  水が濁ると泳ぎ回る魚はいない。政治が正しくないと自由で楽しい生活を送っていられないというたとえ。  
水にする  空しくする。効果を失わせる。
水に流す  過去の事をとやかく言わず、全てをなかったこととする。
水になる  無駄になる。ふいになる。
水に慣れる 新しい土地や環境に慣れる。
水温む   春になって水にあたたかさが感じられる。
水の低きに就くが如し   物事は自然の成り行きに従うということ。自然の勢いは人の力では止め難いということ。
水は方円の器に随う  民は君主の善意に感化されてどちらにでもなる。人も交友、環境によって善悪のいずれにも感化される。
水も滴る  みずみずしい美しさを形容することば。
水も漏らさぬ    少し間隙もなく敵を囲むさま。防御、警戒の厳重なさま。工場が極めて親密なさま。
水をあける  競っている両者の間にかなり差をつける。
水を打ったよう  大勢の人が誰も口をきかず静まりかえっているさま。
水を得た魚のよう  自由に活動できる場を得て生き生きとしているさま。
水を掛ける  盛んな勢いをそぐような邪魔をする。
水をさす  うまくいっているのに邪魔をして不調にする。
水を向ける 相手の関心をある方向へ向けるように誘いをかける。暗示を与えて様子を探る。
水を割る  濃い液に水を加えて薄める。
焼け石に水  焼けた石に少しの水をかけても冷めないように援助や努力が僅かで効果が上がらないたとえ。
酔い醒めの水下戸知らず  酔いからさめた時に飲む水のうまさは酒の飲めない人にはわからないということ。

『方丈記』1212  鴨長明(1155‐1216)
方丈記は「人と栖(すみか)」をめぐる無情の問題を提示している。
「行く川のながれは絶えずして、しかも本のにあらず。淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しくとどまるためしなし。」
これは方丈記の出だしで、川の流れは絶えることなく、水面に浮かぶ泡ははかなく消えやすいことのたとえで使われる。世の中の人もすみかも同じである。

多くの「水」を使った語句があるのは、水が人間にとってなくてならない大切なもので、私たちの生活と密接にかかわっている証拠である。

2012年5月10日木曜日

「水」 四字熟語 23
一衣帯水 一筋の帯のような狭い川、海。狭い川や海峡を隔てて隣接していること。
一水四見 同じ水でも、見る者の心が異なると、それぞれ違った見方をするものだ。
我田引水 自分の田に水を引く。物事を自分の利益になるようにひきつけて言ったりすること。
鏡花水月 鏡に映った花、水に映った月のように目には見えても手に届きにくいものの例え。感知できて言い表すことのできないもの。
曲水流觴 曲がりくねった水路の上流から杯を流し、目の前を過ぎるまでに詩歌を詠んで酒を飲む遊び。
君臣水魚 君臣の間の親密なことを水と魚との関係にたとえた語。 
行雲流水 空を行く雲と流れる水。一点の執着なく物事に応じ事に従って行動すること。
高山流水 高い山や流れる水を評した故事。美しく優れた音楽のこと。
採菓汲水 仏に供えるために木の実や花を摘み水を汲むことで仏道修行のたとえ。 
山高水長 仁人、君子の徳の高潔さを山が高くそびえ水が流れて変わらぬことに例えた語。
山紫水明 日に映じて山は紫に、澄んだ水ははっきりと見えること。山水の美しい景色の形容。
山容水態 山の形と水の姿。山水の景色。
残山剰水 山水の眺めのつまらない景色。戦いに敗れて荒れ果てた景色。
水温躍層 海洋、湖沼の深さに伴う水温の減少率が特に大きな層。 
水天一碧 晴れ渡った海上などで水と空が一続きになって青々としていること。
水天髣髴(水天彷彿) 遠い海上等の水と空が続いて水平線の見分けがつかないこと。
水平思考 英国のde Bonoが唱えた思考法。問題解決にあたり、問題設定の枠に従って考えること(垂直思考)を離れて自由に異なる様々な角度から考えを巡らせ、手掛かりを得ようとすること
水密隔壁 船舶の外板が破損して船内に浸水しても沈没を防ぐように船内の区画に設けた隔壁。防水隔壁。
千山万水 多くの山と多くの川。山また山、川また川。
地水火風 万物を構成する四つの要素。四大、四界。
明鏡止水 曇りのない鏡と静かな水から、邪念がなく、静かに澄んだ心境。
落花流水 男に女を思う気持ちがあれば女にもまた男を慕う情が生ずること。相思相愛。
冷水摩擦 冷水に浸した手拭いを絞り、全身の皮膚を摩擦して血行を良くし抵抗力をつける健康法。

2012年5月5日土曜日

目黒の川

目黒区は
荒川と多摩川に囲まれた武蔵野台地の東端に位置する。北東部は淀橋台、南西部は荏原台の一部を形成し、区の中央部には目黒台が広がっている。
北東部の水系は目黒川本支流、南西部は呑川本支流である。
目黒川と呑川は北西から南東に走り20~30mの深さの谷を造っている。これらの支谷によって造られた地形は起伏に富み、坂の多い目黒の町を造っている。

目黒区の川
目黒区内を流れる川には、目黒川水系立会川水系呑川水系の3つがあり、いずれも東京湾に注ぐ川で、目黒区を通過する部分は、目黒川と呑川の一部を除いて、下水道の暗渠となっている。現在、水面が見えるのは、目黒川と呑川の一部だけである。昭和41年には目黒川洪水が起こった。平成6年に、山手通りと駒沢通りの交差点近く(通称 船入場)に東京都が洪水調整池を地下に設け、大雨時の備えとなっている。

目黒川
目黒川の上流は、世田谷区三宿で北沢川と烏山川に分かれており、目黒区の北東部を山手通りとほぼ平行に約4㎞流れ、品川区へ入る。
多くの支流が注ぎ、駒場野公園と東京大学駒場キャンパス構内の池を源とする空川、世田谷区の馬事公苑付近から生ずる蛇崩川、祐天寺付近から発する谷戸前川、林試の森界隈から品川区境を流れる羅漢寺川である。現在これらは下水道の暗渠となっている他、草木が植えられて緑道となっているところが多い。目黒川沿いの桜並木は名所。

呑川
本流は世田谷区新町の旧厚木街道下から湧きだし、深沢を通って目黒区八雲3丁目に入る。一度東に向かい、目黒通りの下辺りから徐々に南に向きを変え、東工大脇から大田区へ抜ける。
呑川には、柿の木坂支流駒沢支流九品仏川の3つの支流がある。柿の木坂支流は国道246号線の上馬交差点南付近から生じる細流で都立大学駅北側で本流に入る。駒沢支流は国道246線真中交差点の南にあった池から流出し駒沢公園の下を通って八雲2丁目で本流と合流。九品仏川は淨真寺を取り巻く湿地の水が集まって世田谷区の区境を東流し、緑が丘駅南側で呑川に注ぐ。水面が見られるのは緑が丘駅付近から大田区との区境部分だけである。雨が降り続くと、辺り一面呑み込むごとく水浸しになったのが名前の由来といわれる。

立会川
碑文谷池清水池から生じた細流が合流して立会川となり、区の南部を東に向かって品川区へ入る。2つの池は湧水を人工的に貯めた灌漑用のため池だった。現在、川にはふたがかけられ道路中央には桜並木の歩道続く。

水車
幕末から明治初期にかけて、目黒の水田地帯は目黒川、呑川、立会川の各流域に集中し、川べりには水車が点在していた。明治13年、水車場は17~8か所あり、殆どは流水量の多い流通面で便利だった目黒川沿いに設置されていた。水車は工業の発展に大きく貢献したが、大正になって姿を消していく。

2012年5月4日金曜日

「めぐろと生きる水の会」とは
目黒区主催の「第2期めぐろ環境ナビゲーター(環境推進員)養成講座」を修了した仲間と立ち上げたグループです。目黒区は環境問題に関心が強く、意識が高いといわれています。私たちが湧水調査を通じて、水の大切さを発信していけたらと思っています。現在は、水の大切さをテーマに紙芝居を作成中で、地域の幼稚園や学校に向けて活動を計画しています。また、お米やお野菜作りの農業体験も企画していきたいと考えています。

「めぐろ環境ナビゲーター養成講座」とは
2008年(H20)から目黒区環境保全課が企画している講座で、地域や家庭から環境活動を進めていくことのできる人材を育成するものです。対象者は目黒区在住・通学・通勤者で、講座修了者には目黒区から認定証を頂きます。企画運営等に携わる機会があり、環境に関する様々な講座の案内や情報が提供されます。半年(6回)に亘って環境に関することについて、講座や見学を通して学んでいきます。
「講座内容」
第1期めぐろ環境ナビゲーター養成講座 2008
第1回私たちの暮らしから始まるサスティナブルな社会  講師 大和田順子氏
第2回気づけばロハスな自由が丘(自由が丘森林計画)   講師 西村康樹氏
第3回ストップおんだん館見学と体験学習の進め方  講師 早野木の美
第4回ゴミ減量について、そして循環型社会とは?  講師 安井至氏
第5回目黒を歩く身近な環境を知る、地域でできるエコを考える  講師 梶田真氏
第6回マイライフ、マイエコ ライフエコバランス  講師 廣野嘉幸氏 

第2期めぐろ環境ナビゲーター養成講座 2009
第1回目黒川周辺探索、川の資料館見学  講師 梶田真氏
第2回地球温暖化とヒートアイランド  講師 神田学氏
第3回持続可能な社会と目黒  講師 安井至氏
第4回リサイクルの現場、昭和電工川崎事業所バス見学
江戸の「エコ食」に触れる  調理実習  講師 江原絢子氏
水の循環を探る、森が崎水再生センターバス見学   選択
第5回ワークショップ 第4回から課題を見つける
第6回ワークショップグループ別発表  講師 梶田真氏  

第3期めぐろ環境ナビゲーター養成講座 2010
テーマ 「森を守るため、いま私たちにできること」
第1回映像を使ったテーマについての概論 
第2回生物多様性と人間活動  講師 安井至氏
第3回地形と地名からかつての環境を辿る  講師 梶田真氏
第4回都市と水循環  講師 神田学氏
第5回ワークショップ 講座で学んだことから課題を見つける
第6回ワークショップグループ別発表  講師 梶田真氏、室井泰子氏

第4期めぐろ環境ナビゲーター養成講座 2011
テーマ 「この先のエネルギーはどうする?」
第1回テーマについての概論 
第2回3.11以降のエネルギーはどうなるの  講師 安井至氏
第3回かわさきエコ暮らし未来館と国際交流センターバス見学
第4回こんなに使っていたんだエネルギー  講師 奈良由貴氏
第5回ワークショップ  エネルギーの過去・現在・未来について
第6回ワークショップグループ別発表  講師 梶田真氏、室田泰子氏、横田博士氏

「養成講座修了後の活動」
講座の目的でもあります環境活動を進めていく人材育成ということで、講座修了後、第1・2・3期に下記の4グループが出来ました。それぞれ意欲的に活動中。
第1期「めぐろECOJOY倶楽部」 体験型環境講座などを企画運営。
第2期「めぐろと生きる水の会」 湧水調査・水資源の大切さを子ども達に伝える。
第3期「目黒サンクチュアリーズ」 目黒区地域在来の絶滅危惧種・希少種の聖域造り。
    「MGK10」 グリーン購入について学び、ファーマーズマーケットを目指す。